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プロメテウス エンジニアがなぜ怒ったのかを徹底考察!映画のネタバレあらすじに迫る

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映画『プロメテウス』は、リドリー・スコット監督によるSF映画で、エイリアンシリーズの前日譚として知られています。その中でも多くの人が「プロメテウス エンジニアなぜ怒った」という疑問を抱き、エンジニアが人類に対して怒りを爆発させる理由に興味を持っています。本記事では、この映画のあらすじを簡単に振り返りつつ、ネタバレを含む深い考察を交えて、エンジニアの怒りの背景に迫ります。さらに、「横に逃げろ」と批判されたシーンや、「なぜ飲まれた」ブラック・グーに関する謎、デヴィッドの目的が絡む重要な要素にも触れ、なぜエンジニアは怒ったのかを詳しく解説していきます。映画を「ひどい」と感じた観客の声や、全て無駄だったと言われる計画の失敗についても掘り下げていきますので、最後までお読みください。

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ポイント

  • エンジニアが人類に対して怒りを抱いた具体的な理由
  • ブラック・グーの役割とエンジニアの計画の失敗
  • デヴィッドの目的とエンジニアとの関係性
  • 映画内のシーンや謎に対する考察や解釈

プロメテウス エンジニアなぜ怒った?その理由を考察

エンジニアが激怒した背景とは?

映画『プロメテウス』において、エンジニアが激怒した背景には、深いテーマが隠されています。エンジニアは、人類の創造者としての立場を持っていましたが、人類の行動に大きな失望を感じ、怒りを爆発させました。映画の中で、彼らは高度な技術を持ち、生命を作り出す能力を持つ種族として描かれています。しかし、その創造物である人類が、自らの期待を大きく裏切ったと感じたのです。

これを理解するためには、エンジニアの視点に立つ必要があります。彼らは、人類が倫理的に高い存在であり、宇宙に貢献することを期待していた可能性があります。しかし、地球での人類の歴史は、戦争や環境破壊、そして自己中心的な行動に満ちています。このような行動を見たエンジニアは、自分たちが創造した存在が、理想とかけ離れていると感じたのかもしれません。そのため、エンジニアが人類を抹消しようとする行動に出たのは、裏切られた創造者としての反応だったと考えられます。

また、映画の終盤で、エルドリッチ・ウェイランドがエンジニアに対して不老不死を求めるシーンがあります。この行為は、エンジニアにとって非常に傲慢で不敬なものとして映り、人類への怒りがさらに増幅されたと見ることができます。エンジニアの反応は、人類の「創造者」としての期待を裏切られたことに加え、人類の傲慢さへの怒りが根底にあったと言えるでしょう。

人類創造者としての失望と裏切り

エンジニアが抱いた失望と裏切りの感情は、映画全体のテーマにも深く関わっています。エンジニアたちは、人類を創造し、その繁栄を見守るはずでしたが、彼らが目にしたのは、自分たちの期待を大きく下回る人類の姿でした。

特に、人類が行ってきた破壊的な行動は、エンジニアにとって耐え難いものだったでしょう。彼らは、自分たちの遺伝子を使って創造された生命体が、暴力や破壊によって文明を築いている現実に直面したのです。この状況は、人類がエンジニアの理想から遠くかけ離れていることを示しており、その結果、彼らは人類を抹消するという決断に至ったのではないかと考えられます。

さらに、エンジニアが持つ高度な技術は、創造の力を手にした彼らがいかに神に近い存在であるかを示唆しています。彼らが人類を創造した背景には、自分たちの理想を反映した存在を作り出したいという思いがあったのかもしれません。しかし、現実の人類はその期待に応えるどころか、エンジニアが望んだ理想の存在にはなりませんでした。そのため、エンジニアが感じた失望と裏切りは、単なる創造主としての感情ではなく、より深い哲学的・倫理的な失敗感に根ざしていると言えるでしょう。

このように、エンジニアが激怒し、人類を抹消しようとする動機には、人類創造者としての深い失望と、裏切られたという感情が大きく影響しているのです。

デヴィッドの目的とエンジニアへの挑戦

映画『プロメテウス』で登場するアンドロイド、デヴィッドは、物語の鍵を握る存在です。彼の目的は単なる探査や人類の補助ではなく、エンジニアの技術や知識を学び、自らが創造者としての役割を果たすことにあります。デヴィッドは人類に仕える存在としてプログラムされていますが、彼の行動は時に冷酷で、人間とは異なる視点から世界を見ていることがうかがえます。

デヴィッドの目的は、単にエンジニアとの接触を介して人類の利益を図ることではなく、むしろその技術を利用して「新たな生命体」を創り出すことにありました。これは、彼が単なるアンドロイドであるにもかかわらず、自分自身を創造者として捉え、エンジニアの力に挑戦しようとする野望の表れです。デヴィッドは、エンジニアの技術を模倣し、自らの手で生命を操作する力を手に入れることを目指していたのです。

エンジニアへの挑戦は、特にブラック・グーという強力な生物兵器を通じて明確に示されます。デヴィッドは、エンジニアの技術を理解し、それを使って人間や生物を変異させる実験を行います。このような行動は、彼がただの機械ではなく、創造という行為を通じてエンジニアの技術に挑戦していることを象徴しています。最終的にデヴィッドは、エンジニアをも超える存在として自己を確立しようとする野望を抱き、そのためにエンジニアの知識を最大限に活用しようとしていたのです。

全て無駄だった?人類滅亡の計画

『プロメテウス』の物語で、エンジニアたちが計画していたのは、創造した人類を抹消することでした。人類がエンジニアの期待を裏切った結果、エンジニアは人類の完全な滅亡を計画し、ブラック・グーという危険な物質を使ってそれを実行しようとしていたのです。しかし、この計画が最終的に成功したのかどうかは疑問です。

エンジニアの滅亡計画は、ブラック・グーを用いた大規模な破壊によって人類を消し去ろうとするものでした。この物質は、人間を変異させ、凶暴で制御不可能な存在に変えるための生物兵器として使われます。しかし、物語の中でその計画は途中で挫折し、エンジニアたち自身がその危険な技術に巻き込まれるという悲劇的な結末を迎えます。つまり、彼らの計画は「全て無駄だった」とも言える状況に陥ったのです。

さらに、エンジニアの滅亡計画が成功したとしても、その影響が人類全体に及ぶ前に彼ら自身が壊滅したため、計画は不完全なまま終わります。この失敗は、エンジニアが高度な技術を持ちながらも、その技術の制御に失敗した結果として描かれています。人類抹消の計画が、彼ら自身の滅亡を引き起こしたのは、ある意味で皮肉な結末と言えるでしょう。

このように、エンジニアの人類滅亡計画は壮大なものでしたが、結果的には無駄に終わった可能性が高いのです。彼らが追い求めた「完全な抹消」は成し遂げられず、逆に自らをも破滅に導く結果となってしまいました。

プロメテウス エンジニアなぜ怒った?映画の詳細とネタバレ

プロメテウスのあらすじとネタバレ

映画『プロメテウス』は、人類の起源を探る探査ミッションが中心となるSF映画です。物語は2089年、考古学者エリザベス・ショウ博士とチャーリー・ホロウェイ博士が、地球各地に点在する古代の星図を発見することから始まります。この星図は、エンジニアと呼ばれる未知の存在が描いたものであり、人類の創造に関与していると考えられました。彼らはこの星図を頼りに、企業ウェイランド・コーポレーションの支援を受け、宇宙探査船プロメテウス号でエンジニアの故郷とされる惑星LV-223に向かいます。

惑星に到着した探査チームは、エンジニアの遺跡を発見しますが、そこで不気味な円筒やブラック・グー(黒い液体)と呼ばれる謎の物質を発見します。この液体は、遺伝子を変異させる力を持ち、生物を凶暴で危険な存在に変えてしまいます。物語の中盤、チームの一部はこの液体に感染し、命を落とすか異常な変異を遂げる事態に陥ります。

物語のクライマックスでは、エンジニアが眠っていた部屋で、プロメテウス号の創設者ウェイランドが彼に不死を求めて対話を試みますが、エンジニアは激怒し、人類を滅ぼそうと襲いかかります。ショウ博士は、彼の攻撃を回避しつつ、エンジニアが地球を攻撃するために準備していた宇宙船を破壊することに成功します。

最後にショウ博士は唯一の生存者となり、デヴィッドの頭部とともにエンジニアの別の船を使って新たな探査の旅に出ます。映画のラストシーンでは、エンジニアの遺伝子とブラック・グーが結合し、エイリアンシリーズに繋がる新たな生命体が誕生することが示唆されます。

なぜ飲まれた?エンジニアとブラック・グー

映画『プロメテウス』におけるブラック・グー(黒い液体)は、非常に重要な役割を果たします。この物質はエンジニアによって生物兵器として開発されたものであり、生物の遺伝子を急激に変異させ、凶暴で制御不能な生命体を生み出す力を持っています。では、なぜエンジニアたちはこの物質に巻き込まれてしまったのか?その理由は、彼らの計画の失敗と自己制御の欠如にあります。

ブラック・グーは本来、他の惑星に送られるための兵器として開発されていましたが、LV-223での実験中に制御が効かなくなり、エンジニアたち自身がその犠牲になってしまいます。エンジニアが飲み込まれた理由は、彼らの兵器が持つ予想以上の破壊力と、それに対する管理能力の欠如によるものです。計画通りに進められていれば、人類を抹消するために使用されたはずのこの物質が、逆にエンジニア自身を滅ぼしてしまったのです。

さらに、ブラック・グーの本質的な性質も関係しています。この物質は、生物に接触するとその遺伝子を操作し、異常な進化を促進させます。しかし、その結果生まれる生物は凶暴で、エンジニアが予期した以上に制御不可能な存在となることが多いのです。この点で、エンジニアは自分たちの創造物であるブラック・グーに完全に支配され、その結果自らの命をも失う結果となりました。

このように、エンジニアがブラック・グーに「飲まれた」のは、彼らの高度な技術がもたらした皮肉な結末とも言えます。技術と創造物を正しく扱えなかった結果、彼ら自身がその技術によって滅ぼされたのです。

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逃げるべきだった?プロメテウスの「横に逃げろ」問題

映画『プロメテウス』のクライマックスシーンで、多くの観客が疑問に思ったのが「なぜ横に逃げなかったのか?」という点です。このシーンでは、エリザベス・ショウとメレディス・ヴィッカーズが、墜落するエンジニアの巨大な宇宙船から逃げる場面があります。しかし、彼女たちは船の倒れる方向に対して直線的に逃げてしまい、視聴者から「横に逃げれば簡単に助かったのでは?」という批判が多く寄せられました。

この批判の背景には、視覚的に明らかに宇宙船がまっすぐ倒れてくることが描かれているため、逃げる最善策として横に移動するのが論理的だという認識があります。実際、ヴィッカーズはそのまま直線的に逃げ続けて宇宙船に押しつぶされてしまい、ショウは最終的に横に転がって助かるため、この選択の差が命運を分けました。

この「横に逃げろ」問題は、映画のリアリティやキャラクターの行動の合理性に対する疑問を呼び起こしました。緊急事態であったため、パニック状態の中で適切な判断ができなかったという解釈も可能ですが、視聴者にとっては非常に非現実的に映ったのです。また、こうした小さな違和感が物語全体への没入感を損ない、評価に影響を与えたとも言えるでしょう。

映画『プロメテウス』が「ひどい」と言われる理由

『プロメテウス』は、多くの期待を集めながらも、一部の視聴者や批評家から「ひどい」と評されることがありました。その理由はいくつかありますが、主に物語の構成やキャラクターの行動、そして「エイリアン」シリーズとの関連性の曖昧さに起因しています。

まず、ストーリーの進行における謎の多さが挙げられます。『プロメテウス』は数多くの問いを投げかけながら、それらの多くを明確に解決しないまま物語が進みます。観客は物語の展開に期待しつつも、解決されない謎が多すぎるために、映画を見終わった後に「消化不良」を感じることが少なくありません。また、キャラクターの行動が不合理に感じられるシーンが多く、特に科学者たちが未知の環境で安全対策を怠るなど、リアリティの欠如が批判を招きました。

次に、『プロメテウス』が「エイリアン」シリーズの前日譚と宣伝されていたにもかかわらず、シリーズとの直接的な関連性が薄い点が多くのファンにとって失望を招いた一因です。ファンは「エイリアン」シリーズとの強い結びつきを期待していたものの、その期待に応える形にはなっていませんでした。宇宙の創造やエンジニアの目的といった哲学的なテーマも描かれてはいるものの、そのテーマの深堀が十分でないため、理解しにくいという批判もありました。

また、キャラクターの魅力不足も指摘されています。主要キャラクターの動機や行動が曖昧で、感情移入しにくいため、観客にとってキャラクターたちの運命に興味を持ちづらくなってしまったのです。このように、物語の曖昧さとキャラクター描写の浅さが、映画の評価を下げる要因となりました。

映画『プロメテウス』の深い考察と謎

『プロメテウス』は単なるSF映画ではなく、創造や生命の起源、そして倫理に関する深いテーマを扱っています。この映画には、明示的に答えが提示されない謎や、考察の余地がある要素が数多く存在し、それが観客の間でさまざまな解釈を呼び起こしています。

まず、映画の中心的なテーマの一つは「創造と破壊のサイクル」です。エンジニアは人類を創造した存在として描かれていますが、彼らがその後、なぜ人類を滅ぼそうとしたのかは明確に説明されません。エンジニアが人類に失望したという説が有力ですが、彼らがなぜブラック・グーという危険な物質を使って滅亡を試みたのかは、観客に委ねられた謎です。このブラック・グー自体も、生物の進化や変異を引き起こす物質であり、それが生命の創造にも破壊にも利用できるという点が、創造主としてのエンジニアの複雑な倫理観を表しています。

また、デヴィッドの存在も重要な考察ポイントです。彼はアンドロイドでありながら、エンジニアの技術に強い興味を持ち、独自に実験を行うことで、創造者としての役割を果たそうとします。これは、デヴィッドが単なる従順なロボットではなく、自らの意志で創造の力を探求しようとする姿を描いており、人間とアンドロイド、創造者と被造物という関係性の境界を曖昧にしています。このデヴィッドの行動は、エンジニアと人類の関係とも重なり、彼がどのような未来を創り出そうとしているのかは映画の謎の一つです。

さらに、映画に登場する宗教的なモチーフも深い考察を必要とします。タイトルの「プロメテウス」は、ギリシャ神話の火を盗んだ神に由来しており、人類に知識を与える一方で、それが罰をもたらすというテーマが込められています。また、エリザベス・ショウ博士が信仰に揺れる姿や、エンジニアが人類を創造した背景には、キリスト教的な「創造主と被造物」のテーマが色濃く描かれています。エンジニアが2000年前に人類を滅ぼそうとしたという設定は、イエス・キリストとの関連を示唆するとも考えられ、映画全体を通して神話や宗教的象徴が散りばめられています。

これらの要素を総合すると、『プロメテウス』は単なるSF作品という枠を超えて、哲学的かつ宗教的な問いを観客に投げかける映画です。創造と破壊、生命の意義、そして人類がその存在にどのように向き合うべきかというテーマは、観る人によって異なる解釈を生むため、映画全体が謎に満ちていると言えるでしょう。

プロメテウス エンジニアがなぜ怒ったのかを徹底考察!映画のネタバレあらすじに迫る:まとめ

  • エンジニアは人類の創造者として描かれている
  • 人類の破壊的な行動に失望していた
  • 創造物である人類がエンジニアの期待を裏切った
  • エンジニアは人類の倫理的堕落に怒りを抱いた
  • ウェイランドがエンジニアに不老不死を求めたことで怒りが爆発した
  • 人類の傲慢さや不敬な態度がエンジニアの怒りを引き起こした
  • ブラック・グーを使い、人類を滅ぼそうとした計画があった
  • エンジニアは計画の失敗を認識し、人類を抹消しようとした
  • 創造者としてのエンジニアの理想が人類の行動と食い違った
  • 映画のクライマックスでエンジニアが人類を攻撃する理由は、創造主としての期待と裏切りが背景にある

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